Parris

Londonを拠点に、UKテクノ、ベース・ミュージックを基本としながらも、どこか捉えどころがないオリジナリティ溢れる音楽を聴かせる鬼才Parris。Idle HandsやAncient Monarchy、そして今をときめくThe Trilogy Tapes、Hemlockといったレーベルからリリースを重ね、活躍の場を広げてきた。DJとしては、Laurel Haloと共にBatsuのTimedanceのパーティーに出演し、Bruce、Pearson Sound、PloyなどとB2Bを担当するなど、ブリストル・シーンとの繋がりは深いが、そのセットはブリストルやUKベースを超え、時にはクラブ・ミュージックそれ自体を越境する意思を感じさせる。英国の音楽誌THE QUIETUSは「Teetering somewhere between oddball experimentalism and functional club weapon(奇妙なエクスペリメンタリズムと、機能性あるクラブ・ウェポンの間の、揺らぐどこか)」とParrisを評したが、まさに言い得て妙だ。