2014年、アムステルダムのレーベルMusic From Memoryが彼の30年にわたるキャリアを網羅した再発盤『Talk To The Sea』をリリースして以降、クラブミュージック界隈でのアンビエントやニューエイジ再評価の機運が高まる中、大きな注目を集めているGigi Masin。
彼が音楽キャリアをスタートさせたのは1970年代初期のヴェネチアで、その作風はテープのループやフィールド・レコーディング、ターンテーブルを使う実験的なものであった。1987年にデビュー・アルバム『WIND』をリリース。1991年の『The Wind Collector』など、これまでに多くの傑作を残してきた彼だが、BjorkやNujabes、Black Eyed Peasら多くのアーティストにその楽曲がサンプリングされてきたことでも知られている。本年２月２８日にはニューアルバム『Calypso』がリリースされ、多くのフェスティバルでの出演も決まっている。